・・・ と思っていたが、ギリシャに限らず、その他、行く先々でお目にかかったのに、しかも、同じような状況なのに、上手く撮らせてはくれなかったのは何故だろう。


　出逢いとはそんなものかも知れない。　チャンスはいくらでもあるというものではないのだろう。　いくらもないからチャンスというものである。

　cf. 最早遅し

英名の由来？
　英名の "chaffinch" のことで、今気がついたことがある。　これは、"chaff" と "finch" の合成語であろう。　そして、　"chaff" には、「つまらないもの、がらくた、くず」 または、「（悪意のない）ひやかし、からかい」 と言う意味がある。　そして、"finch" は、「フィンチ 《ヒワ・アトリ類の小鳥の総称》」 である。 ※5


　要するに、注目に値しない、うるさいほど居るフィンチということで名付けられたのだろうか。　命名者の意図がどうであれ、語感としては、少なくとも "褒め言葉" には聞こえない。

2004年 4月 22日　写真�B�C　released 2008/04/18
　ズアオアトリは、日本では記録が一件しかないという極めてまれな 迷鳥 だそうである。　それが、ヨーロッパでは 留鳥 であり、すごくポピュラーな鳥だという。　写真を撮っているのが不思議なのか、わざわざ声をかけてきた人がいた。　英国人だった。

　cf. ズアオアトリ　鳥紀行　フランス編（８）
　cf. エトルタの朝　鳥紀行　フランス編（９）

　また、ヨーロッパにも普通の アトリ も居るそうであるから、混在する時期では 同定 が難しいかも知れない。

　写真�@�A の ♂ であれば見間違うことは無かろう。　頭が青いからである。　ところが、写真�B�C の ♀ には自信がない。　その自信がないというのは、具体的な フィールドマーク を挙げることが出来ないからである。

　それでも、状況証拠でいうならば言える。　即ち、アトリはこちらでも、日本と同様に 冬鳥 である。　そして、冬鳥ならば時期的に、もう北へ渡っているのが普通であろう。　よって、アトリである可能性は低いものと考える。