出発の順番待ちをしていた集結地の周辺の風景は、目の前に大きな砂山が立ち塞いでいるところは、なるほど砂漠らしいが、横手には鉄条網を張った柵があり、それに沿って潅木が所々にあったので、いわゆる砂漠としてのスケールの大きさは感じられなかった。

　その潅木に、小鳥がウロチョロしていたのである。　また、他所から飛んできたり、飛んで出るものもいた。　あたりの荒涼たる風景からは、とても、鳥が居そうには見えないのだが、以外に鳥影が濃いのである。

　後で知ったが、オアシス oasis など、バードウォッチング でも有名なところもあるようだ。　アフリカ大陸とユーラシア大陸を行き来する渡り鳥も多いからだろうか。

　写真の写りも悪く、当初、何者か分らなかったが、ホオジロヒヨドリであることが分った。　さえずっている顔つきであるが、全く記憶がない。

一夫一婦のヒヨドリ科
　ヒヨドリ科 の鳥は、一種 （キスジアオヒヨ） を除き、全て 一夫一婦 というから、見上げたものである。　人間の場合、法律でそのように規制されているだけのことで、本当は違うかも知れないからだ。

★同定の理由
　・頬が白い。
　・お尻が黄色いところであろう。
　・ドバイでの観察記録が報告されている。



★渡り by Wikipedia
　インド周辺での生息域が広いが、局地的にはドバイ辺りでも観察されている。




★食べもの by Wikipedia
　ヒヨドリの仲間は雑食性で、果実、種子、小昆虫、節足動物 《エビ・カニ・クモ・ムカデ・昆虫など》、更には、小動物 （脊椎動物） まで食べる。

★名前の由来 *31
　辞典には、ホオジロヒヨドリの名前も、また、当然のことながら、語源についての記載がない。　しかし、"ホオジロ" とは、一見すれば納得する。　頬が白いところは、ホオジロ どころではない、はっきりしている。

　ホオジロヒヨドリは、"ヒヨドリ" という冠が付くが ヒヨドリ科 の中でも、シロガシラ の仲間である。

英名の意味
white-cheeked	頬 ほお が白い
white：	白い
cheeked：	［通例複合語をなして］ ほおが…の、…なほおをした
bulbul	〔鳥〕 ヒヨドリ 《ヒヨドリ科 の鳥》
ｂｙ New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998

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