マレーコゲラは、コゲラ と見比べてみると直ぐに気がつくが、白っぽい顔に薄茶色の 過眼線 が明瞭である。


　見かけもさることながら動作振る舞いも全く同じで、違和感と言えば日本と違って、止まっている木が椰子の樹ということだけである。

イースト・コースト・パーク East Coast Park
　ここは、シンガポール東海岸一帯の、細長く数キロに及ぶ国立公園で、椰子の樹を松に例えれば、まさに青松白砂の世界である。　観光客というよりも、むしろ現地の人たちの憩いの場である。　サイクリングやジョギングや、釣りをしている人もいた。

　この先には、シーフードセンターがあり、どちらかというとこれが目的で、わざわざタクシーを飛ばしてやってきたのだ。　というのも、かってシンガポールに出張できたことがあって、そのとき現地の人たちが歓迎の意味であろう、ここで海鮮料理をご馳走して貰ったことがあったからだ。

　就業後、車に分乗してやって来た。　レストランが立ち並ぶ中の一軒に席が予約されていた。　どのお店も超満員のようであった。

　メインはカニチリソースだったと思うが、耳をとった食パンが添えられていた。　大皿をみんなして囲んで食べるのだが ・・・ それが美味しくて、特に食パンにソースをからめて食べるのが ・・・ また来る機会があれば是非とも訪れてみたいという思いがあったのである。

　ただ、それが空港の近くだったというだけで、場所はもちろん、お店の名前も何も、まったくわからない。　総合的に考えた結果、このイースト・コースト・パーク　シーフードセンターしかないという結論になったという次第である。

　cf. 懐かしい食事風景

East Coast Park

イースト・コースト・パーク　East Coast Park 2007/01/19　Photo by Kohyuh

　途中、不安になって、何遍も人に聞いたりしながら、やっと辿り着くことができた。　大小さまざまな海鮮料理店が立ち並んでいた。　結局、公園の端から端まで歩いたことになる。

　なかなか大きくて立派なお店が多く、私の記憶とは少しイメージがことなるのだが ・・・ それは何十年という時代の流れによるだろう。　また、食した料理は、記憶とはまったく異なるもので、値段も高くて腹立たしいほどのものであった。

　これが食事だけの目当てで、ここまで疲労困憊しながら来たのであれば悔しいだろうが、バードウォッチングを兼ねてのことであったから、むしろ来て良かったという思いである。

　

英名の意味
Sunda	スンダ ：　マレー半島からインドネシア諸島にかけての地域 　【引用】 ブリタニカ百科事典から
pygmy	［P〜］ ピグミー族の人 　　《赤道アフリカの森林地帯に住む低身長の原住民》
woodpecker	〔鳥〕　キツツキ
ｂｙ New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998

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