| 1. 羽繕い |
空を飛ぶ鳥で、この羽繕いを欠かすものはいないと思う。 羽繕いには、セットとして、"しごき"、"振り払い"、"油塗り" がある。
cf. グルーミング
cf. 羽根の特性
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| 1.1. しごき |
羽根を嘴 くちばし で一枚一枚しごいて、汚れを取ったり、チャック （ファスナー） を整える。
羽根は割れたりしても、チャック （ファスナー） のような構造になっていて、嘴 くちばし でしごけば元通りになっる。
cf. 羽根の特性
cf. 羽根の使い方
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| 1.2. 振り払い |
身体や羽根を震わせて、汚れなどを振り払ったり、羽衣 を整える。これには “ドリル” も含まれるかも知れない。例えば、イヌが水に濡れると身体をブルブルと振るわせて水を飛ばす行為に似ている。
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| 1.3. 油塗り |
肛門付近にある脂腺から出る油を羽根に塗りつける。 防水や傷み予防の効果がある。
cf. 油塗り
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| 2. 水浴び |
ハダニや汚れを取るのに効果がある。
cf. 水浴び （私のチュン）
cf. スズメの水浴び拡大写真
cf. イソシギの水浴び
cf. スズメの水浴び
cf. ハシブトガラスの水浴び
cf. カルガモの水浴び
cf. イソシギの水浴び
cf. コサギの水浴び
cf. ヒドリガモ夫婦の水浴び
cf. カワラヒワの水浴び
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| 3. 砂浴び |
泥がつく可能性があるが、水浴びより効果があろう。
cf. 砂浴び （私のチュン）
cf. スズメの砂浴び
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| 4. 頭掻き |
嘴 くちばし が届かない頭部を掻くことだが、単に痒いからではなかろう。 羽繕いを足でしているようなものである。
この頭掻きには、直接頭掻きと間接頭掻きの 2種類あるが、これは鳥の種類によって異なるが、どちらかであって、両方するものは見たことがない。
cf. 頭掻き
cf. コムクドリの頭掻き （間接頭掻きの例）
cf. カワセミの頭搔き
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| 5. 嘴拭い |
嘴 くちばし は唇 くちびる に似て皮膚感覚が優れていて、食べかすなどが付いていると、目には見えずとも気が付くようになっている。そういった汚れを木の枝などに擦りつけて取り除く行為を嘴拭 はしぬぐ いという。
cf. スズメの嘴拭い
cf. 嘴は唇と同じ
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| 6.頭磨き |
頭磨 あたまみが きは “頭搔き” とは違って、頭頂部を頚部 けいぶ の羽毛に擦 こす りつけて、あたかも磨くようにして頭頂部の羽毛を整えること。
cf. カワウの頭磨き
cf. カルガモの頭磨き
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| 6.伸 の び |
ここで言う “伸び” とは、イヌやネコでもする、いわゆる “ストレッチ” のことである。鳥類は脚と羽根をストレッチする。また、“エンジェルポーズ” も含まれるであろう。
cf. 伸びするスズメ
cf. バンのストレッチ
cf. カルガモのストレッチ
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| 7.羽ばたき |
“羽ばたき” は “羽繕い” の動作の一つ。英語では “flapping” と表現されるように両翼をパタパタと飛び立ちのような動作をするが・・・飛び立つことが目的ではなく・・・両翼の仕上がりの調子をテストする目的である。
cf. カイツブリの羽ばたき
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| 8.日光浴 |
翼を拡げて日光（紫外線）を浴びて羽ダニなどを駆除する。
cf. アオサギの日光浴のポーズ (1)
cf. アオサギの日光浴のポーズ (2)
cf. オナガの日光浴のポーズ
cf. ミゾゴイの日光浴のポーズ
cf. キジバトの日光浴
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| 9.蟻浴（ぎよく） |
砂浴びのように羽根を広げて座り込んみ蟻を誘う。羽ダニなどを蟻に食べて貰うためだ。また、その際に蟻が出す蟻酸は防虫剤にもなる。
cf. 蟻浴 anting のこと
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八幡自然塾
