季節の移ろい
　小鳥たちにも恋の季節があり、そして髪振り乱しながらも厭わず子育てする季節に移り、やがて、その最愛の我が子たちを旅立たせる・・・といった自然の営みがあるということ・・・バードウオッチングを通して・・・そういった「季節の移ろいまで感じる」ことが出来るようになるものだ。

「視れども見えず 見えても観えず」 ・・・ 心そこにあらざれば
　それが・・・このアメリカの旅も終わって久しい今頃になって・・・気付かされる。旅の道中では・・・季節の移ろいまで感じること・・・それがまったくなかったということに・・・

　要するに、旅という心のあり様が日常のものではなく・・・非日常という状況下の中にあっては、例え鳥たちの姿が見えたとしても、単にリアルな見方しか出来ないようなのだ。思えば、感情移入に疎 うと くなるのかも知れない。

　「視れども見えず」という言葉があるが、例え見えたとしても、リアルな見方しか出来ないというのは、その先にある「見えても観えず」という感覚かも知れない。

　せっかく見えたのであるから・・・映画やお芝居などを観て泣いたり笑ったりするように・・・極 ごく 自然に感情移入をしてしまう・・・そのような感覚が呼び起こされるようになりたいものである。

　cf. スズメ幼鳥の旅立ち
　cf. ダイサギの子別れの儀式
　cf. 旅立ちのときを見守る
　cf. コジュケイの珍しい習性

★チャガシラヒメドリの学名の意味
★チャガシラヒメドリの英名の意味
★チャガシラヒメドリの渡り
★チャガシラヒメドリの食べもの
★チャガシラヒメドリの名前の由来