どうしてウタスズメなのか
　元来スズメは 「歌は上手くない代表選手」 のようなもので・・・せいぜいチュンチュン程度にしか唄えない。一方、ホオジロは 『一筆啓上仕り候』 などと "聞きなし" されるほどの複雑なシラブルでも歌いこなせる歌い手だ。

　最近の鳥類分類における生物進化の系統樹 （日本鳥類目録 改訂第7版） では、大きな変化が見られた。かつてのスズメ目カラス科に変わって 「スズメ目ホオジロ科」 が、その頂点に立ったのだ。これはホオジロ科の歌唱能力が結果として現れたということになろう。

　それに現在のスズメ目スズメ科は、かつてはスズメ目ハタオリドリ科であった。その理由はよくは知らないが、巣作り（機織り）は上手くない。人家の軒先といった借家住まいが基本である。

　cf. キムネコウヨウジャク
　cf. 借りぐらし

　早い話が、カラスよりホオジロの方が賢いと言うことになる。まぁ、何を持って賢いというのかは一概には言えないが、DNA解析による分類法で進化の系統を辿れば、このような結果になったということになる。

　cf. 分類は時代と共に変化する
　cf. 分類の基本ルール
　cf. アトリ亜科の分類
　cf. 生物の一般的な分類
　cf. 貴賤をつける
　cf. 分類も使い方
　cf. 分類について
　cf. 混乱の原因
　cf. 混乱を招く原因
　cf. ホオジロの分類考
　cf. 分類は流動的
　cf. シブリー・アールキスト鳥類分類　(Sibley-Ahlquist taxonomy of birds)
　cf. シブリー・アールキスト鳥類分類による違い
　cf. 分類は分類

シラブル syllable
　音節のことで、連続する言語音を一音単位で区切るのではなく、意味ある単位で区切る分節の一種である。

by Wikipedia より流用

　だからこそ、いくらホオジロに似ているからといって 「ウタ・ホオジロ」 と命名すれば、ホオジロを越える歌い手と思われる可能性があろう。

　要するに、スズメに例えてこそ、歌の上手さが強調されるのだ。実際に、ウタスズメの鳴き声（録音）を聞いて見るとホオジロと遜色ない気がする。

　cf. 聞きなし
　cf. スズメの挨拶

★ウタスズメの学名の意味
★ウタスズメの英名の意味
★ウタスズメの渡り
★ウタスズメの食べもの
★ウタスズメの名前の由来

cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ アメリカ編 (2013/05/08 - 2013/07/31)

2013/07/03 2013/07/03 2013/07/03 2013/07/03 2013/07/03 2013/07/03

エステス湖散策 (1)　ビジターセンター エステス湖散策 (2)　"Lake Estes Trail" エステス湖散策 (3)　スイカ 34号線を行く 287号線を行く　居酒屋風の建物 80号線を行く　"Laramie" という町

補注
　今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。　その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

　ここで日付は現地時間である。　時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。　但し、撮影日は日本時間である。