ここは天国
　これぐらいの浅さであれば、さすがのワニも棲めないであろう。水面に目だけ出して忍び寄る手口が使えないのだ。　・・・ とにかく渉禽類の鳥たちにとっては、ここは天国であろう。
　cf. Wading Bird 渉禽類 （しょうきんるい）
　cf. アメリカアリゲーター （３態）
　cf. ここは天国1
　cf. ここは天国2
　cf. パラダイス paradise

渡り鳥に変化の兆し
　このアメリカソリハシセイタカシギにしても、下記に参考として挙げたシギチにしても、図鑑ではフロリダでは冬鳥として避寒に訪れる渡り鳥と記されている。それにもかかわらず、この６月の初夏の季節にフォーカスしているのだ。

　また、その上に、彼らが夏羽姿であることは疑問の余地がないのである。どうも本来の渡りをしなくなったのではないかと心配しているのである。それも、このアメリカだけではなく日本でも同じような異変が感じられるのだ。
　cf. キョウジョシギ
　cf. ヒメハマシギ
　cf. ミズカキチドリ

何故に渡りをするのか
　渡り鳥たちが渡りをするのは、何より安全に繁殖できる地に向かうことが第一義の目的であると考える。少なくとも、単に避寒や避暑が目的では無かろうと思うのである。

　要するに、現在の彼らの生息地では、繁殖に必要な条件が満たされていないと判断された結果であろう。

渡り先の土地柄とは
　・親子共々、捕食者の手に落ちないような安全性が高いところ
　・子供たちを丈夫に育てるのに必要な食糧の調達性が高いところ

　cf. 渡り鳥が熱帯で子育てしない理由
　cf. 種の保存のための渡り
　cf. 繁殖目的ではない渡り
　cf. 渡り鳥は地味なもの
　cf. 渡りのルート
　cf. 冬鳥の渡りの目的
　cf. 渡り鳥だったヒヨドリ
　cf. 渡りの仕方
　cf. スズメやゴジュウカラも渡りをする？
　cf. ムナグロの驚異の飛翔力
　cf. 心配ごと
　cf. 伝書鳩 （レース鳩）
　cf. 渡りのルート上に餌場がある
　cf. 渡りをしないツバメ
　cf. 渡り先（避寒地）の違い
　cf. 夜間の渡り
　cf. 渡り鳥は何故に旅をする

★渡り　*215_p172
　アメリカソリハシセイタカシギはカナダ南部中央部、アメリカ合衆国北部ロッキー山脈沿い東部などで繁殖し、冬季にはカルフォルニア半島、メキシコ沿岸部、フロリダ半島沿岸部などに渡って避寒する。




★食べもの　by Wikipedia
　アメリカソリハシセイタカシギは主に水生昆虫、甲殻類、水生植物などを採餌する。




★名前の由来　*31
　アメリカソリハシセイタカシギの名前の由来は、漢字名が "亜米利加反嘴背高鷸" とあるように、アメリカに棲息するソリハシセイタカシギの仲間ということであろう。

cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ アメリカ編 (2013/05/08 - 2013/07/31)
　・2013/06/02　マイアミ到着

補注
　今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。　その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

　ここで日付は現地時間である。　時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。